学会誌 «Studi Italici»

Sommario in italiano

目次・本文参照(J-STAGE)

年1回発行(10月)
1部3000円で頒布しております。連絡はこちら

投稿規定
Regolamento per i contributi
レフェリー規定
イタリア学会奨励賞・概要
執筆規定(PDF、2009年10月版)- 論文を執筆する上での注意

1. 投稿申し込みの締切り日は12月31日とする。投稿申し込みに当たっては、タイトルおよび400字程度の概要を編集委員会に届け出ること。この期日までに上記の申し込み手続きが完了していない場合、当年度の投稿は受理しない。
2. 投稿の締切り日は3月31日とする。この期日に遅れる場合、当年度には掲載しない。
3. 論文・研究ノートは、投稿時、採⽤時ともに、パソコンで作成した⽇本語またはイタリア語のPDFと併せてWordファイル(またはリッチテキストファイル)のかたちで提出することとする。日本語原稿の場合、本文は註も含めて24,000字以内とし、A4版の用紙を縦長に使用し、1行40字、1頁30行に設定すること(従って、20枚が上限となる)。イタリア語原稿の場合、文字カウントを用い、スペースを含め48,000字以内とし、A4版の用紙20枚以内に収めること(なお、文字カウントにより費やした総文字数を明記しておくこと)。両原稿とも、図版のスペースは合計2頁分とする。
4. 「論文」は、従来の研究を十分に踏まえた上で、自説を他人に説得できる形で展開し、かつオリジナリティーがあると認められるものである。「研究ノート」は、学説・資料の整理・紹介に比重のあるもの、または将来、論文に発展する可能性を揃えた論考である。
5. 採用時、日本語原稿の場合、要約を伊文(文字カウントでスペースを含め4,000字以上6,000字以内)で添えること。イタリア語原稿の場合、その要約を日本文(2,400字以内)で添えることが望ましいが、伊文(文字カウントでスペースを含め4,800字以内)の要約でも可とする。要約はA4版の用紙2枚以内に収め、本⽂と要約のPDFと併せてWordファイル(またはリッチテキストファイル)を提出すること。
6. 原則として原稿の分載はしない。
7. 資料紹介・書評については、編集委員会からの依頼原稿とする。
8. 執筆者校正は、初校のみとする。
9. 抜刷は20部までを無料で、別に本誌2部を呈する。
10. 原稿の採否は、複数のレフェリーによる審査に基き、編集委員会がこれを決定する。
11. 学会誌に掲載される論文などの電子的形態での利用に関しては、その著作権は原則として本学会に帰属する。

I soci interessati a presentare articoli o note di ricerca per la pubblicazione sulla rivista «Studi Italici» sono pregati di attenersi alle seguenti norme:

1. Il modulo per la domanda di presentazione del contributo, unitamente al titolo e ad un breve riassunto, dovrà pervenire alla redazione entro e non oltre il 31 dicembre. Sarà cura della redazione confermare al mittente l'avvenuta ricezione.
2. Il contributo dattiloscritto dovrà pervenire alla redazione entro e non oltre il successivo 31 marzo.
3. Gli elaborati in lingua italiana, redatti in formato A4, non devono superare i 48.000 caratteri compresi gli spazi, e deve essere specificato il numero totale di caratteri utilizzati.
4. Si definisce "articolo" un contributo a cui viene riconosciuta originalità dei contenuti, presentati in modo scientificamente completo e convincente, e che tiene nella dovuta considerazione le ricerche precedenti, esprimendo con chiarezza la propria posizione rispetto ad esse. Per "nota di ricerca" si intende un contributo in cui maggior peso è dato alla sistemazione e presentazione di ricerche e documentazione precedenti, o che presenti possibilità di sviluppo come ricerca originale (cfr. "articolo") in prospettiva futura.
5. I testi non pubblicati non verranno restituiti. Nel caso di selezione per la pubblicazione, la redazione richiederà all'autore l'articolo in formato PDF e Word (o Rich Text Format), e un abstract, preferibilmente in giapponese, di non oltre 2.400 caratteri. Viene accettato anche un abstract in italiano di massimo 4.800 caratteri. L'abstract va presentato in formato PDF e Word (o Rich Text Format).
6. Non verranno accettati articoli a puntate.
7. Recensioni e rassegne potranno essere scritte esclusivamente su richiesta della redazione.
8. La prima correzione delle bozze è a cura degli autori, la seconda sarà a cura della redazione.
9. Agli autori verranno distribuiti 20 estratti e 2 copie della rivista.
10. La decisione sulla pubblicazione dei contributi viene presa dalla redazione in base al giudizio di più revisori.
11. L'Associazione detiene i diritti d'autore relativi alla versione elettronica dei contributi pubblicati sulla rivista.

1. 編集委員会は、各投稿原稿について編集委員の中から担当者を決定したうえ、次項2に従ってレフェリーを選出し、査読および評定、講評の執筆を依頼する。
2. レフェリーは、担当の編集委員を含め原則3名以上とし、編集委員会が必要性を認めた場合には学会員以外の研究者をこれに充てることができる。なお、レフェリーの⽒名は匿名とし、評定、講評の内容は投稿者にのみ通知される。
3. 担当の編集委員およびレフェリーは、次項4に従って評定と講評を作成し、編集委員会に提出する。
4. 評定は下記の様式による選択制とする。
□論文として掲載。
□研究ノートとして掲載。
□もう一度練り直して、再応募すべきである。
また講評は、評定に至った理由を説明すると同時に、手直しを求めるべき点がある場合は、これについて具体的な指示を行なうものとする。
5. 編集委員会は提出された評定・講評を検討し、各投稿原稿についての最終的な評定を行なうとともに、手直しが必要と判断される場合はその内容を指示する文書を作成し、投稿者に伝達する。また、原稿が不採⽤となった場合も、講評の内容(不採⽤の理由またはレフェリーによる改善点や不備の指摘等)を伝達する。
6. 手直しの指示が出された場合、投稿者はこれに基いて原稿を改め、指定の期日までに編集委員会に提出する。

『イタリア学会誌』に掲載された論文について、顕著な成果を収め、斯学の発展に寄与した論文と認められるものを顕彰するため、イタリア学会奨励賞を設ける。この賞は、若手の研究を奨励することを目的とするものである。

1)名称 イタリア学会奨励賞(以下、奨励賞と表記する)
2)対象 該当年度および前年度の学会誌『イタリア学会誌』掲載論文。ただし、論文投稿締切時点で40歳未満の著者の論文に限る。
3)授賞 2年に1回 2編以内(授賞該当論文なしの場合も含む)
4)選考方法
 1. 奨励賞選考委員は、編集委員が兼務することとする。
 2. 奨励賞の選考は、奨励賞選考委員会(=編集委員会)がその任にあたり、幹事会が承認し、その責任は幹事会が持つ。
 3. その他、重要事項は奨励賞選考委員会において審議し、幹事会に報告するものとする。
5)賞 5万円の賞金および賞状を与えるものとする。

「イタリア学会誌」第59号(2009)

ジョヴァンニ・ヴェルガ『罪深き女』における語りの試行 (pp. 1-22)
倉重 克明

ANTONIO TABUCCHI,Notturno indiano(『インド夜想曲』)の解釈の試み _ 作家タブッキの詩人ペソアと自分探しの旅物語 (pp. 23-51)
牧野 素子

時間と無 _ 文化間の対話におけるカルロ・ミケルシュテッターの思想 (pp. 53-70)
フォンガロ エンリーコ

フランチェスコ・ディ・ジョルジョの「イタリア式築城」成立への影響 _ 大砲・築城・都市計画の視点から (pp. 71-96)
白幡 俊輔

フラ・ジョヴァンニ・ダ・ヴェローナの多面体 _ ルーカ・パチョーリ著『神聖比例論』挿図の影響について (pp. 97-117)
林 羊歯代

ブルジョア社会における英雄の悲劇 _ ダンヌンツィオ『愛よりも』の「新しいエリニュス」の解釈 (pp. 119-135)
内田 健一

ランドルフィ『二大世界体系対話』の世界 (pp. 137-161)
霜田 洋祐

政治的神話の形成と展開 _ コッラディーニ、ヴォルペ、クローチェにおけるクリスピ像 (pp. 163-182)
倉科 岳志

『異端的経験論』にみるパゾリーニのシナリオ論 (pp. 183-208)
野村 雅夫

若きイタリア人外交官ウーゴ・ピサと蝦夷地視察旅行(1871年) _ 未刊の手稿に基づいて (pp. 209-236)
ベルテッリ ジューリオ・アントーニオ